8月の蔓延防止
9月の緊急事態
で、撮影の仕事は激減した。
それでもホームページとか、その他諸々
月々の支払いがあるし、
最初は気持ちがソワソワ、
ジタバタしたけど、
どう足掻いたって、こればかりは仕方ないと、
ソワソワジタバタするのをやめた。
代わりに得た時間で、
「写真に書」の作品作りに没頭した。
「多作多捨」
俳句の世界では有名な言葉で、
たくさんの作品を作って
たくさんの作品を捨てる
という意味らしい。
あれやこれやと考えすぎず、
あれやこれやに執着しすぎず、
たくさんの作品を
ひたすら生み出し続ける。
そして、捨てる。
どんどん、作って、捨てる。
捨てる…捨てる…
その先に、真の、
自分にしか作れない作品ができ、
自分の手のひらには、
揺るぎない、確固たるものが残る。
…この2ヶ月を振り返ると、
また一つ、
「ねばならない」の執着を捨てて、
自分にとって、本当に必要なことが
見えてきたかもしれない。
…
「多」